技能実習と特定技能、どちらがいい?:本当に正しい選択なのか?を見極めるポイントをご紹介!
- 環境創生
- 9月11日
- 読了時間: 3分

制度の一方的な評価には注意が必要です
最近、外国人材の受け入れをご検討中の企業様から、「特定技能のほうが絶対にいいと言われたけど、本当にそうなの?」というご相談をいただくことが増えています。よくよく聞いてみると、特定技能制度のみを扱う企業様から、“技能実習制度はもう古い”、“悪質だ”などと言われてしまったというケースもあるようです。
どちらの制度にも良い点と注意すべき点がありますので、一方を強く否定してもう一方を推す、という情報の受け取り方には、少し注意が必要かもしれません。
特定技能しか扱っていない会社もあるという事実
実は、制度の仕組み上、技能実習制度は「監理団体」だけが取り扱える制度です。そのため、「登録支援機関」として特定技能のみを扱っている会社様が存在するのも自然なことです。
ですが、「うちは特定技能だけです」と言いながら、技能実習制度の印象を悪く伝えてしまっている場合もあります。そうすると、制度の本来の違いや企業様の目的に合った選択ではなく、制度の“提供側の都合”で判断されてしまうリスクがあります。
これはどちらの制度が良い・悪いという話ではなく、選ぶ側の企業様にとって、正しい情報と中立的な視点が重要だということです。
両方の制度に対応しているところだと安心です
技能実習制度と特定技能制度、どちらにもそれぞれの目的と役割があります。技能実習は「育成」、特定技能は「即戦力」としての活用が基本となりますが、企業様によっては「両方を組み合わせた運用」が合っているケースもあります。
そのため、両制度に対応している監理団体やサポート会社であれば、より中立的なアドバイスが受けられる可能性が高くなります。
たとえば、
最初は技能実習でスタートし、ステップアップとして特定技能に移行
一部は即戦力で特定技能、もう一部は教育前提で技能実習
といった柔軟な考え方ができるため、企業側にとっても選択の幅が広がります。
制度そのものではなく「企業に合っているかどうか」で考えることが大切です
最も大切なことは、「技能実習だから」「特定技能だから」と制度名だけで判断するのではなく、自社の体制・教育の考え方・将来の人材戦略に合っているかどうかで考えることです。
外国人材の受け入れは、制度だけでなく、
教育体制
日本語対応
定着サポートなど、受け入れ環境とのバランスが非常に大切です。
ですので、どちらか一方の制度だけを強く勧めてくる会社や、「簡単にできますよ」と軽く説明される場合は、少しだけ立ち止まって「なぜその制度をすすめてくれるのか?」と理由を確認してみてくださいね。
私たちとしては、企業様ごとに最適な形で制度を活用していただくことが、長期的に成功する外国人材受け入れのカギだと考えています。そのためにも、複数の制度に対応し、中立的にご案内できる体制でお手伝いをしております。
受け入れをご検討中の企業様、「自社にはどちらが合っているのか知りたい」といったご相談も大歓迎です。ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。



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