失敗しない監理団体の選び方とは?「優良監理団体」を見分けるためのポイントを解説!
- 環境創生
- 6月20日
- 読了時間: 4分
更新日:6月24日

技能実習生や育成就労者の受け入れを検討している企業様にとって、監理団体の選定は成功・失敗を分けるとても重要なポイントです。「とりあえず紹介されたところにお願いすれば大丈夫だろう」と考えてしまうと、後々思わぬトラブルに発展してしまうこともあるんです。
今回は、これから外国人材の受け入れを始める企業様、または監理団体の変更を考えている企業様向けに、信頼できる「優良監理団体」の見分け方と選び方を、わかりやすくお伝えしてまいります。
結論から申し上げますと、監理団体選びで最も大切なのは、「制度への理解と実務の丁寧さを兼ね備えているかどうか」を見極めることです。ただ安い、対応が早いといった表面的な理由だけで選んでしまうと、実習生に対するサポートが不足していたり、企業側へのフォローが雑だったりして、結果的に受け入れがうまくいかなくなるケースもあるんです。
つまり、本当に頼れる監理団体=“優良監理団体”であるかどうかをしっかり確認することが、成功のカギなんですね。
監理団体選びの重要性とは?
理由はシンプルで、監理団体は外国人材の受け入れを支える“土台”となる存在だからです。企業様にとって、実習制度や育成就労制度は分かりにくい点が多く、書類の作成や入管手続き、送出機関との調整なども手間がかかります。そこで必要となるのが、制度に精通した監理団体のサポートになります。
良い監理団体に依頼すれば、企業と実習生・就労者の間に立ってスムーズな受け入れと継続的なフォローを行ってくれるので、安心して外国人材との関係を築くことができます。
逆に、経験の浅い団体やフォローがずさんな団体に依頼してしまうと、実習生がすぐに辞めてしまったり、入管手続きでトラブルが起きたり、法令違反を指摘されたりと、大きなリスクにつながることもあるんです。
「優良な監理団体」とは?
まず、「優良監理団体」は、法務省・厚生労働省によって一定の条件を満たした団体として認定されている団体を指します。具体的には、監査の実施状況・相談体制・法令順守状況・実習実績などに基づいて総合的に評価されており、信頼性の高い団体として登録されています。
優良監理団体になるためには、例えば以下のような要件を満たしている必要があります:
・過去に制度違反や処分歴がないこと
・実習生との定期的な面談をしっかり行っていること
・日本語教育や生活指導などを丁寧に行っていること
・企業や実習生からの相談に迅速・柔軟に対応していること
つまり、実習生の人権を守り、企業側の負担も軽減してくれる団体こそが「優良」なのです。
実際にある製造業の経営者様から、こんなお話がありました。
「最初に紹介された団体は、費用は安かったんですが、実習生が何かトラブルを起こした時の対応が遅くて…結局、入管にも迷惑をかけてしまいました。その後、優良監理団体に切り替えたところ、月1回の訪問や通訳サポート、企業内研修のアドバイスまで丁寧にやってくれるようになって、非常に助かっています。」
このように、良い監理団体は単なる“手続き代行”ではなく、“制度運用のパートナー”として長く寄り添ってくれる存在になります。
監理団体の選び方
では、具体的に監理団体を選ぶときは、どこをチェックすれば良いのでしょうか?以下のポイントを参考にしてみてください。
実績年数と受け入れ企業数 → 実績が多ければ多いほど、トラブル対応の引き出しも豊富
です。
訪問指導の頻度と体制 → 適切な頻度での訪問があるか、指導員は経験者か、確認し
てみましょう。
通訳・翻訳サポートの充実度 → ベトナム語やミャンマー語など、母語対応ができるかは重要
なポイントです。
送出機関との関係性 → 信頼できる送り出し機関と強い連携があれば、質の高い人
材が来日します。
費用の内訳が明確かどうか → 初期費用・管理費など、不透明な請求がないかを必ず確認
しましょう。
いかがでしょうか?
監理団体の選び方ひとつで、外国人材の受け入れがスムーズにもなれば、逆に混乱にもつながります。だからこそ、制度を理解し、企業と外国人の双方をしっかり支えてくれる「優良監理団体」を選ぶことが何よりも大切です。
私たちも、企業様と実習生・就労者が安心して関われるよう、正しい情報提供と制度運用のサポートに力を入れております。もし、監理団体の見直しや相談をお考えでしたら、どうぞお気軽にご連絡くださいね。「良い出会い」は、良い団体選びから始まります!
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