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【困った時こそ知っておきたい】実習生が病気やケガをしたときの医療費・手続きの流れとは?

更新日:6月2日



「実習生が体調を崩したけど、どこに連れて行けばいいの?」「医療費って全額自己負担なの?」そんなお悩みもあるかと思います。


結論から申し上げると、実習生が病気やけがをしたときも、日本人と同じように健康保険を利用して医療を受けることができます。ただし、そのためにはいくつかのポイントと準備が必要なんです。

まず、実習生は日本に入国後すぐに国民健康保険や協会けんぽなどの医療保険に加入しています。これによって、_病院にかかった際の医療費は基本的に「3割負担」で済むようになっています。つまり、7割は保険でカバーされるんですね。


たとえば、風邪で診察を受けてお薬を処方された場合、総額6,000円かかったとしても、実習生の自己負担は約1,800円で済みます。

とはいえ、急な高熱やケガのときに慌てないためには、「あらかじめかかりつけの病院を決めておくこと」がとても大切です。地域の内科や整形外科などで、外国人に慣れている病院をリストアップしておくと安心ですよ。


また、診察時には健康保険証の提示が必要です。実習生がカードを持ち歩いていない場合、受付で「自費診療扱い」とされてしまうケースもあるため、普段から保険証を本人に携帯させるか、保管ルールを共有しておくと良いでしょう。


もし入院が必要になるような大きなケガや病気になってしまった場合は、監理団体や保険会社、場合によっては労災申請の対象かどうかも確認する必要があります。仕事中や通勤途中のケガは「労災」の対象となるため、会社が手続きを行うことが求められます。

さらに、医療費の立て替えが難しい場合に備えて、緊急連絡先や母国の家族とも連携を取っておくことも重要です。


このように、_実習生の医療対応には「健康保険の知識」「事前準備」「いざという時の連携体制」_がポイントになります。

体の不調は誰にでも起こり得ることです。だからこそ、_「どうすれば安心して医療を受けられるか」を支援側がしっかり知っておくことが、実習生の安心と信頼につながる_のだと、私たちは実感しています。

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