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どこの国から来てもらうのが正解?特定技能の職種別おすすめ国をご紹介!

更新日:2 日前

工業製品製造

皆さま、こんにちは!外国人の特定技能採用をご検討中の企業の皆さまに向けて、今回は「どこの国から受け入れると職場に合いやすいのか?」という疑問にお応えするべく、国別・職種別のデータをしっかり分析し、わかりやすくまとめてまいります。


まず、結論から申し上げますと、職種によっておすすめの国が異なります。受け入れる国を見極めることが、採用の成功につながります!


なぜ国別の選定が大切なのか?

理由はとてもシンプルです。国によって得意な職種や文化的な適応力が違うからです。たとえば、ホスピタリティが強いフィリピンの方は介護や外食業に向いていますし、手先が器用でまじめなベトナムの方は製造業や建設業で活躍されています。


文化や宗教、言語力、日本との距離や過去の就労実績など、背景が異なることで、**「採用後に続かない」「職場でのコミュニケーションが難しい」**といったトラブルにも差が出てくるのです。


具体的なデータから見る「職種別おすすめ国」

(令和6年12月末時点)を元に、特定技能外国人がどの職種に多く、どこの国から来ているかを見ていきましょう。

地図
【1】ベトナム:全体の約47%
  • 得意分野:製造業、建設、農業

  • 理由:日本での技能実習経験者が多く、制度や生活に慣れているため。

  • 職種別例

    • 飲食料品製造業:圧倒的な比率でベトナム人が在留

    • 建設業:現場経験と安全意識が高い


【2】インドネシア:全体の約19%
  • 得意分野:介護、農業、外食

  • 理由:宗教的価値観を尊重しつつ、日本語学習にも熱心。

  • 職種別例

    • 介護分野:日本語評価試験にも高い合格率

    • 外食業:接客の柔軟さに定評あり


【3】フィリピン:約10%
  • 得意分野:介護、宿泊業

  • 理由:英語対応ができるため、外国人観光客の多い地域でも強い味方に。

  • 職種別例

    • 介護職:ホスピタリティと日本語学習意欲が高評価

    • 外食・観光業:顧客対応スキルが抜群


【4】ミャンマー:約9.6%
  • 向いている職種:建設、農業、製造業

  • 特長

    • 勤勉でまじめな国民性

    • 日本文化やマナーに対する理解度が高い

    • 実習経験者も多数


【5】中国:約6.2%
  • 向いている職種:農業、製造業、外食業

  • 特長

    • 地理的に近く、長期就労に前向き

    • 技術的知識に長けた人材が多く、機械操作も得意


【6】ネパール:約2.5%
  • 向いている職種:建設、飲食料品製造業

  • 特長

    • 若年層の労働力が豊富

    • 素直で誠実、チームワークを大切にする姿勢


【7】カンボジア:2.1%
  • 向いている職種:農業、外食業、製造業

  • 特長

    • 温和で協調性のある国民性

    • 日本語学習に熱心で、試験合格率も高水準


【8】タイ:約2.0%
  • 向いている職種:外食業、介護、農業

  • 特長

    • サービス業経験者が多く、対人コミュニケーションが上手

    • 礼儀正しさと穏やかな性格で、現場の雰囲気を和ませてくれる


その他の国(モンゴル、スリランカ、バングラデシュなど)

このように、他にも、それぞれの国が得意とする分野があり、「この職種にはこの国!」というマッチングをしっかり意識することで、採用後の定着率や現場力をぐっと高めることができます。

企業の皆さま、ぜひ貴社の採用方針に合った国籍をじっくりとご検討いただき、現場にマッチした外国人材の受け入れにお役立てくださいませ。


じゃあ実際どこの国から採用すべき?

上記はあくまでも(令和6年12月末時点)での割合になります。その点を踏まえた上で、自社の「必要な職種」に合った国からの採用を選ぶことをおすすめします。


たとえば:

職種

向いている国

介護

フィリピン・インドネシア

建設

ベトナム・ミャンマー・ネパール

製造業

ベトナム・中国

農業

中国・インドネシア・ミャンマー

外食業

フィリピン・インドネシア

データはどこから?

今回ご紹介したデータは、出入国在留管理庁が発表している特定技能外国人の国籍別・職種別在留状況を基にしています(令和6年12月時点の速報値)。


実績に基づいた「今の動き」がしっかり数字で出ているため、採用計画や面接時の参考資料として非常に有効ですよ。


企業の皆さま、採用は「人材の数」ではなく「質と適合性」が大事な時代です。このブログが、御社の「ミスマッチのない採用」にお役立ていただけましたら幸いです。



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