【日常から学べる!】食文化を通じて身につく日本語とマナーの教え方とは?
- 環境創生
- 5月27日
- 読了時間: 2分
更新日:6月2日

「いただきます」「ごちそうさま」——これらの言葉、実はとても奥が深いんです。
技能実習生の方々に日本語を教えるうえで、_日常の食文化は最高の教材_になります。特に、「ありがとうの気持ちを伝える」「食事の前後に声をかける」といったマナーは、ただの言葉だけでなく、日本人の価値観や思いやりを伝える手段でもあるんです。
たとえば、ある実習生は、来日当初「いただきます」という言葉をただのあいさつだと思っていたそうです。でも私たちが、「これは料理を作った人や自然に感謝する言葉なんだよ」と説明すると、次からは深々と手を合わせてから食べるようになりました。その姿に、周りの日本人スタッフも思わず笑顔になったんです。
このように、食卓でのマナーや表現は、言語教育とマナー教育を一緒に行える大切な場です。
さらに、私たちは実習生との食事の時間に、簡単な会話練習も取り入れています。たとえば、「このおかず、どう?」と聞いて「おいしいです」「ちょっとからいです」などの返答をしてもらうだけでも、_自然に形容詞や助詞の使い方が身につく_んです。
もちろん、「箸の持ち方」「お皿の持ち方」「残さない心がけ」など、日本ならではの食事マナーについても、丁寧に伝えるようにしています。そうすることで、実習生たちも安心して日本人との会食に参加できるようになります。
つまり、_食文化を通じて学ぶことは、実践的な日本語力と、社会で求められる礼儀を一度に学べるチャンス_なんです。
言葉だけでなく、「心」や「気配り」も一緒に伝えていく——それが、私たちが実習生支援で大切にしていることです。
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